奇跡の粘りを見せる男

世界選手権デュセルドルフ大会は、金メダル1、銀メダル1、銅メダル3と好成績でしたね。特に張本智和選手には今大会1番驚かされましたね。水谷選手に勝つなんて誰もが想像できなかった事をやってのけました。惜しくも中国の許昕選手に敗れてしまいました。その張本選手に勝った前の試合、テレビ放送はされませんでしたが今回のタイトル「奇跡の粘りを見せる男」にふさわしい試合がありました。同じ中国の林高遠選手との一戦です。

最終セットまでもつれた試合は、林高遠選手が高速打点で許昕選手を振り回して許昕選手が動かされるかなり不利な試合でした。特に、今回の試合球は回転が掛かりにくく許昕選手独特のドライブの変化が出づらい球なので、やる前から不利だなと思っていました。案の定10-5で敗けていてやっぱり林高遠選手が勝ったと誰もが思ったと思います。10-6での裏面の繋ぎがエッジに当たりそこから怒涛の粘りで、なんと10-10まで追いつきました。そこからもフットワークを生かしたフォアドライブで連続得点で7本取りで勝利してしまいました。卓球の神様がまだこんなところで敗けてはいけないと言っている様な試合でした。

2016年に行われた試合でも奇跡を起こしています。相手はリオ五輪でメダルを獲る前のノリノリの水谷選手でこの試合でも明らかに調子がよさそうでした。

セットオールの10-4で水谷選手がマッチポイントでこの時水谷選手は許昕選手に勝った事がない時でした。初勝利目前でまさかの逆転負けでこの時は8本取りでした。追い込まれた時の許昕選手からは不思議と点数が取れなくなります。この試合もそうですが、許昕選手のすごい所はどんな緊張した場面でも同じ様にプレーしていて、勝っている水谷選手の方がプレッシャーを感じていますよね。どんなに点数が離れてもあきらめない気持ちが大切だと教えてもらえる試合ですね。今後も同じペンホルダーの選手として応援していきたい選手の一人です。